中国で、本格的なファッションの時代が始まる予感!

現在、中国の女性ファッションの世界では「日系」、「韓系」、「欧米系」が流行っています。

日系 韓系 欧米系

膨大な人口を持つ中国ですが、「中系」や「中国スタイル」と呼ばれるファッションはありません。では、中国の若者たち、とくに学生たちは、普段どんな服を着ているのでしょうか?まず、中国では高校生までは、普段は下の写真のようなスポーツウエアのような制服を着ています。学生の経済力の問題もあるので、みな服やメイクへのこだわりなどはありません。

高校生普段着(女子)   高校生普段着(男子)

大学に入ってからは私服を着る機会が増えて、ファッションを比べる意識が生まれてきます。また日本でいうところの「女子力」を高めようとする気持ちもあり、女子学生たちには服やメイクなどファッションに対する感覚が芽生えてきます。

もともと中国には「衣食住行」という諺があります。中国人は家庭というものを大切にする意識が高いため、経済力に余裕がなかった時代には「住」と「食」がいちばん重視されていましたが、最近は経済力に余裕が出てきたため、「衣」と「行」(=移動手段、主に自家用車の所有を指す)に目が向けられるようになってきたと考えられます。

例えば「衣」の分野についても、10年前の中国女性たちは「女子力」というようなことをあまり意識していなかったように思います。でも現在の中国の若い女性たちは、ファッション雑誌を通して、自分がなりたいタイプ、自分に似合うスタイルを見つけることができると感じています。そして自分に似合うスタイルを選ぶ基準として参考にするのは、①日本のファッション雑誌に出ているもの、②ブロガーが評価しているもの、③芸能人が着ているもの、のどれかであることが多いです。

ViVi中国語版

例えば「衣」の分野についても、10年前の中国女性たちは「女子力」というようなことをあまり意識していなかったように思います。でも現在の中国の若い女性たちは、ファッション雑誌を通して、自分がなりたいタイプ、自分に似合うスタイルを見つけることができると感じています。そして自分に似合うスタイルを選ぶ基準として参考にするのは、①日本のファッション雑誌に出ているもの、②ブロガーが評価しているもの、③芸能人が着ているもの、のどれかであることが多いです。

近年、日本ブランドの洋服は、そのユニークなセンスや品質の良さで、中国の若い女性の間に人気が高まってきています。日本ブランドの洋服のうち、「シンプル」「コーディネートしやすい」という特徴を持つものは、「森系」と呼ばれています。

森系①  森系②

そして、「色が鮮やか」「存在感がある」というのが「原宿系」の特徴です。また「セクシー」「大人っぽい」というイメージが持たれるのは「渋谷系」と呼ばれます。

原宿系  渋谷系

日本のファッションに注目する、若い女性旅行者の増加

中国の若い女性たちは、これらの日本のファッションスタイルに対して、どう思っているのでしょうか? ネットのコメントを見てみると…、

“日本では小さな頃からファッションにこだわることができて、うらやましい。”

“日本人は背が低いけどファッショナブルだね。中国では「服に着られている」人が多いけど。”

“他人にどう思われるかは気にせず、自分の好きな服を着る。素晴らしいね。”

“日本人の服装って、長所を生かして短所を隠すって概念はないみたいだね。例えば、足が短い人は長く見えるようにハイウエストのスカートを穿いたりするものだけど、日本人はしないみたい。自分の欠点をさらけ出すのが良いと思っているのかな。”

ネット上のコメントより

 

「韓系」や「欧米系」の服と比べて、「日系」の服は人の生まれつきの長所や短所を認めた上で、そこからそれぞれの人が持つ個性を発揮させるという特徴があるように感じます。

自分らしさを表現するファッションというものを意識するようになってきた中国の若い女性たちは、日本を訪れるとき、これまで以上にファッションに目が行くものと思われます。そしてビザの発給要件の緩和が、富裕層ほど豊かではない若い訪日旅行者の増加に拍車をかけ、さらに世界を見渡してもテロなどの危険がなく安全な日本は、海外旅行先として今後さらに人気が高まると考えられます。

それゆえに、日本を訪れる20代~30代の中国人がこれからますます増えていき、日系ファッションを実際に目にする人、さらには実際に購入する人も、大幅に増えていくことでしょう。そこには、日本で日本ブランドの洋服を買うと、中国で同じものを買うより大体40%安く買えるという事情もあるからです。

昨年、中国から海外旅行に行った人は1億2千万人いましたが、日本に来た人はそのうちの500万人にすぎません。これから日本に来る中国からの旅行者はまだまだ増えていくでしょうし、20代~30代の若い個人旅行者が多くなります。

若い人たちは「爆買い」というような買い方ではなく、もっと自分に適したものを選んで買おうとします。その中でも、ファッションは最も注目され、期待度の高い分野になるものと思われます。